売れないイケメン美容師kenの日常

美容ネタ、現役美容師のリアルな日常など紹介していきます^^

美容師を辞めたいと思ってるそこのキミ!!2年で5店舗転々とした美容師人生を紹介します

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こんにちは!

売れないイケメン美容師kenです。

僕は2019年4月で美容師4年目の年がスタートした。

まる2年でスタイリストになり、2年11ヶ月の時には完全週休2日給料30万を稼いだ経緯とそれまでの苦悩を詳しく紹介したいと思います。

この記事を読んで頂き、今美容師を辞めたいと思っている方に少しでも今後の人生に役に立って頂けると幸いです。

では長くなりますが気長にお読み下さいm(_ _)m

 

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美容師を始めたきっかけ

もともと僕は関西の田舎生まれ田舎育ち、小さい頃は公園で野球をしたり近くの山に登ったり、川遊びをしたりと"The田舎人"みたいな生活をしていました。

 

そんな僕がなんで東京に来て美容師をしているのかと、お客様によく聞かれます。

理由としては

『正直、美容師がしたかった訳ではなく

"東京"に来たかったから』

ありきたりな理由ですね。笑

今になって気がつく親の偉大さ

高校2年生の頃、親に東京へ行きたいと伝えると、

『東京へ行くならしっかりとやりたい事を見つけてから行きなさい』

と言われました。

と、言われてもその頃やりたい事は特に無く、ただ漠然と東京という大都会で生活がしたいと思っていた僕は、最初大学への進学を考えていました。

 

でも今思うと、あの頃の自分は冷静だった

大学は4年間、年間100万としたら4年で400万。それだけの学費を払ってもらって、大学を卒業して僕はいったい何の職業についているんだろう。

 

だったら、髪の毛をいじる事に少し興味のあった美容系の専門学校を見てみようと思い、高校3年生の夏、東京の専門学校へオープンキャンパスへ行き、

なんとそこでAO入試を受け、一週間後には合格通知送られて来ました!笑

 

そして高校卒業後上京をしました。

学生の頃

学生の頃は負けず嫌いで校内で数人しか出れないワインディングのコンテストへ出たりと、それなりの充実した学校生活を送っていた。

学校の担任の先生からは卒業の時に

kenはとても恵まれた外見と器用さを持ってます。先生の教師人生の中でkenの事を1番買ってます

と言われていたくらいでした。

 

そんな僕は、某メンズカットの得意な超有名店に応募するも二次審査で落ちてしまいました。

正直顔には自信があった僕は挫折しましたね〜笑

 

そんなこんなで無事2年間の学校生活を皆勤で卒業し、国家試験も無事取る事が出来、就職先も何とか決まりました!

美容師一年目

1店舗目(1年目の4月〜7月)

美容師一年目は苦しかったですね〜

 

・給料15万

・交通費なし

社会保険等なし

・残業あり

・休日出勤あり

 

この時の給料は

家賃、保険、年金等で10万円

交通費12000円

光熱費6000円

手元に残るお金が約3万円でした。

 

1日1000円生活の日々...

練習道具やウィッグも買わなきゃいけない、彼女もいるのにお金がないから休みの日も出掛けられない...

ご飯も奢ってあげられない...

 

お店の人達も当時一年目の僕なんて雑用としか思われていない。。。

メンタルズタボロな日々でした。

その中でも2人だけ優しくしてくれる先輩がいたのが救いでした。。。

 

ですが、このままだと食べて行くのですら、危うく感じ

4ヶ月で退社。

 

退社前に次のお店を決めていた為、退社後すぐに次のお店へ入社しました。

 

2店舗目(1年目の8月〜3月)

・給料17万5千円+店販歩合10%

・交通費支給

・月7日休み

・カリキュラムはしっかりしている

 

2店舗目は給料面では問題は無かったですね、

新しいカラー剤が出るとメーカーの方を呼んでセミナーを開いてくれたりと技術面もしっかりしている方だったと思います。

ただ、

朝は7時過ぎに起き、

仕事が始まるまで自主練、

仕事が終わっても練習、

帰るのはいつも12時過ぎ。

 

業界ではこんな感じの生活は普通といえば普通だが、時に『何のために頑張っているのだろうか』とか『こんだけ働いていったい時給換算するといくらなんだろうか』とか考えるようになりました。。。

 

さらに月に一度ある撮影会のモデルを探したりブログを月に数回書かなければいけないとか、決まりが多かった。。。

 

これだけ頑張っても、営業がうまく回らないと終礼の時にアシスタントのせいだと言われ、社会人一年目の僕は、噂には聞いていた業界の闇みたいなのを感じましたね。笑

 

 

嫌なことはたくさんあってやっぱりここも自分に合わないと思い入社半年で辞めたいとずっと思っていました。でも辞めて新しいお店へ入ってもまた1から、シャンプーの練習から、と考えると、どんどんとスタイリストへの道が遠くなるばかりだという葛藤がありました。

 

ですが1月頃に、最初のお店で優しくしていてくれていた先輩がお店を出す事になったから来て欲しいと言う連絡が来ました!

 

そこで、2店舗目のお店の社長には、不満はありながらも良くして頂いていた部分はあったので中々辞めますと言いづらく、先輩に相談しつつ社長としっかり話をした上で円満退社をしました。

何だかんだ辛かったけど送迎会を開いてくれたりと、最終日は悲しくて泣いていた自分がいたのを覚えてます。笑

 

美容師二年目

3店舗目(2年目の4月)

実は前々からお店を出したいという話は聞いて、お店を出したら来ないかとの話も少ししていました。

2店舗目を3月いっぱいで退社し、4月から新しく3店舗目で働き始めました!

この時僕は2年目にも関わらずお店を3店舗も変わっているという記録を出してしまいました。笑

もちろん親には心配されますし、友達に話すとびっくりされてました。笑

 

ただ、

 

今回のお店、条件や働き方などでは特に不満はなかったのですが、技術面での心配がありました。 

 

有名店出身のスタッフでも無ければ、お客さんはカラーやトリートメントばかりでカットをしているのは1日1人や2人。

カットが上手ければもっとカット比率が高いはず。

僕は察しました。

このままだとカットが上手くなれないと。

この時の僕は無性にカットが上手くなりたいとだけ思っていました。

 

上手い人のもとでカット習いたいと...

 

美容師を始めて1年と1ヶ月。

 

僕は3店舗目も辞めるという決断をしました。

1年しか働いてないのに3店舗を辞めるというのは正直リスクが大きかったです。

でもそのリスクを考えるよりも、スタイリストになった時自分の技術に自信をもちお客様に喜んで帰ってもらいという想いの方が強かったのです。

 

1ヶ月間ニート生活(2年目の5月)

今までお店を変える時は、変える前に次のお店を決めていました。

でも今回は次のお店を決めてありません。

そのため人生初めてのニート生活を経験します。

この頃なんとか1ヶ月分の家賃と生活出来るだけのお金は貯金してありました。

なのでこの1ヶ月で新しいお店を探さないと親にお金を借りたりと迷惑をかけてしまう

それだけは絶対に避けたいと思っていました。

 

4店舗目(2年目6月〜3年目4月)

僕はニートの月にカットが上手いお店を必死に探しました。でも有名店だと1年で3回も辞めてる人を雇ってもらえるわけがない、そもそも中途採用を募集していませんでした。

そうなると、有名店出身の方が出した個人店しかない。

そう思った僕は、今までいたお店の良くして頂いてたスタッフの方にも相談にものって頂き、1店舗だけあてをみつけました。

 

そのお店は僕が1番最初いたお店で優しくして頂いいていた方が昔いたお店で、現在は店長1人でやっているお店ででした。

集客に力は入れておらず、ほぼ自分のお客様で回している超ベテランの美容師さんでした。

 

僕は一度この人に髪を切ってもらい、そこで、ダメ元ではありましたが雇ってもらえないか聞いてみました。

 

すると、昔いたスタッフの繋がりもあり、

土日のみを条件に働かせて頂ける事になりました!

しかも土日の営業後は毎回練習を見て頂けると!

この頃の僕は給料が少なくても確かな技術が身につくならこれほど嬉しい事はないと、本当に感謝しかありませんでした。

 

じゃあ、平日はどうしたかって?

学生の頃働いていた居酒屋でバイトしていました。

この時は本当に人との繋がりって大切だなぁと思いましたね。

 

この時の収入は

美容室が土日で1万6千円×4=6万4千円

居酒屋が6万〜10万

月で多くて16万、少ない時は12万とかでしたね〜。

ただ居酒屋でバイトしていた時は賄いが出ていたので食費はあまりかかりませんでした!

 

そんなこんなで、カットも一通り切ることが出来るようになりそこで念願のスタイリストになる事ができたのです!!

 

遠回りはしたものの、

ようやくスタートラインに立てました!

 

スタイリストデビューしたものの...

 

最近では個人で集客が出来るアプリなどがあるため順調に自分のお客様をつけていたのですが、

 

この年の年末に店長が、身体を崩し一週間入院する事になりました。

年明け1月末に店長から

『お店を4月いっぱいでたたむ事にした』と言われた。

僕は言葉が出なかった。

これからだという時に。。。

何よりこんな僕を拾ってくれた店長に何一つ恩返しが出来ないまま無くなるなんてと罪悪感があった。

 

・現在22歳

・4店舗目

・スタイリストなりたて

 

この歳でスタイリストになったとはいえ、次のお店をスタイリストで入社出来るとは限らない。

現にサロン見学のときにアシスタント入社になると言われたお店もある。

美容師3年目

5店舗目(3年目5月〜現在)

業務委託という働き方

今このブログを見ている若い皆様は、業務委託という働き方を知っているだろうか?

僕はこの年で業務委託という選択肢を知らなかった。

業務委託を知らない方の為に簡単に説明すると、

・正社員としてではなく、個人事業主として働く。

・値段を安く設定し、集客に力をいれる。

そのため自分のお客様がいなくても、業務委託サロンに入れば1日5人から10人ほど入客が出来る!

・休みは基本自由(土日休みもとれる)

・正社員よりも給料がいい

 

もちろんお店によって違いはありますが、僕が今働いているお店はこんな感じです。

業務委託は完全歩合制になり月に貰えるお金は変動するが僕は22歳で平均約30万は貰っていた。

 

ただ一つ面倒くさいのが年明けに確定申告をしなければいけない事だ。

これは税理士さんに依頼するか自分でするのだが、僕は自分でアプリを使用してやったが、案外自分でも出来たので問題はないと思う。

 

そして業務委託で働き始めて1年。

指名のお客様も順調につきはじめてきました。

指名のお客様が増えると単純に給料が上がります。やりがいがあります!

 

まとめ

僕は学生の頃有名になりたい、カリスマになりたいと思ってました。

だけどその夢は叶いませんでした。

ただ有名になる、カリスマになるだけが全てじゃありません。

もちろん最初は辛い事がたくさんあります。

僕も上手くいかない事があった時は悔しくて泣く時だってありました。

ただ、業務委託という働き方を知り、今は無理せず働く事ができ、プライベートも充実した日々が過ごせています!

アシスタントの頃は大変な事があると思いますが一通り技術が出来るまで頑張ってみて下さい。というより、まずは早くスタイリストになれるお店でスタイリストなる。

そこから今の僕みたいに業務委託で働いてみてはいかがでしょうか?





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