世の中"カネ"だと気がついた24歳の夏
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僕が初めて自分で働いてお金を手にしたのは小学校5年生の夏休み。おじいちゃんおばあちゃんが自営業をしていたため、それの手伝いを3時間ほどして1000円札1枚をお小遣いとして貰っていた。小学生が手伝える事といってもたかが知れてる事しか出来ないので3時間で1000円?と思うかもしれないが、当時の僕は凄く嬉しかったのを覚えている。
当時は服が欲しいや美味しいご飯が食べたいといった欲求は全くなかった。当時欲しいものと言えば駄菓子や遊戯王のカードくらいで、1000円を超えるような物はお母さんに頼んで、クリスマスの時や誕生日、勉強や習い事を頑張る代わりに買ってもらえていた。
時が経ち、僕が初めてアルバイトをしたのが高校2年生の夏。時給760円くらいの焼肉屋だった。1日4〜5時間を週4日出勤して月に5万から8万程貰っていた。初めて自分で稼いだ一万円札を手にした時は大金持ちになった気分でしたね。笑
ですが、月に5〜8万稼いだところで田舎に住んでいた僕は使い道がなくほぼ貯金をしていました。高校卒業までに50万くらいの貯金を貯めて東京に来た。その貯金は全て親に預け、おそらく学費の足しとして使って貰った。
高校卒業後は漠然と東京へ行きたいとだけいった僕に一切否定をせずに行かせてくれた親に少しでも恩返しが出来ればと思い、汗水流して1年間稼いだお金だったけどそれが一瞬で無くなると思っても、むしろ清々しい気持ちだった。
その後上京をして家賃、学費は親が払ってくれました。その代わりに東京での生活費は全て自分でアルバイトで稼いで家賃、学費以外のお金は借りないようにした。アルバイトの給料が少ない時は夜ご飯を白飯ともやしだけの時もあった。専門学生の2年間のお昼はほぼコンビニのカップラーメンのみで過ごした。今思うと不健康極まりない生活をしていたと思う。だけど学生の頃は7時に起きて学校へ行き終わると練習やバイトで寝るのが深夜の1時や2時。だけど不思議な事にそんな生活を繰り返していても全然疲れなくてむしろめちゃくちゃ充実した日々だった。
この時はまだ世の中カネとは思っていなかった。
その後就職をし初任給は15万。もちろん就職した事により家賃は自分で払うようになった。しかし家賃を払い保険を払い交通費(定期)を買うと残り手元に残るお金は約3万円。アルバイトをしている時より手元にあるお金が少なくなる。まともにご飯もたべられなく、遊びに行く事も出来ず、それなのに練習道具をたくさん買わないといけない。
僕はこの時初めて思った。
"世の中カネだ"と。
お金があれば美味しい物が食べれるし、欲しいものが買える、旅行にもいけるのに、と思った。
アシスタントからスタイリストに変わり給料が初任給の時から2倍まで上がった。
しかし、生活はそれほど変化は無かった。
少しだけ良いものが食べれ、少しだけ良い買い物が出来るようになったくらいで、少ない時は少ないなりに節約をして、給料か倍になったとはいえ月100万円貰えるようになった訳ではない。
月にいくら稼いだら今の生活より変わったと思うくらいの変化が起こるのかはわからないが今の給料だけじゃ満足が出来ていない。
もっと稼ぐことが出来たなら、
良いところに住む事が出来るし、色んなところは旅行もいけるし、親に恩返しも出来るしとやりたい事がたくさんある。
早く生活が豊かになるよう今を精一杯頑張って生きようと思う。